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白隠禅師法語全集 第4冊 夜船閑話

商品番号
YASEN
2,700 円(税込)
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白隠禅師が、現代の薬づけの私達を見たら、どう言われるでしょう。彼は、瀕死の病をも伝授された瞑想法で克服されました。強靭な精神力をもっての事でしょうから、私達が誰でも真似をしてできるかと言われれば難しい事かもしれませんが、呼吸を整えたり、自分の身体なのですから、自らが身体に語りかけ、調子の悪い所は無いか気を使いつつ日々を暮らす事はできるのではないでしょうか。
この白隠禅師の夜船閑話では、専門的に内観の法や軟酥の法を学んでみたい人から、興味があるという程度の人まで、何らか、自分のこの身体で自分が今を生きるための方法を得る事のできる本だと思われます。

○夜船閑話
禅師の仮名法語の代表作である。若き時に禅病におかされた白隠禅師が、京都北白川の山中に隠遁する白幽仙人の存在を人から教えられ、仙人を訪ね、その病を克服する法を授かる。禅師のかかった禅病は、肺病でもあり、一種のノイローゼのようなものでもあったようだが、仙人はこれを癒すために「内観の法」と「軟酥の法」というふたつの瞑想法を授ける。
 白隠禅師はこの法の実践によって、必死の病をのりこえることができた。そして、みずからの体験を「ものがたり」にして、同病の者に示したのである。江戸期からもっともよく読まれて来た法語であるが、近代になっても、この内観の法によって健康を回復した例がいくつも報告されている。

○夜船閑話 巻の下
白隠仮名法語の中でもっとも知られている、内観法を説いた『夜船閑話』と同じタイトルであるが、内容はこれとは何らの連絡もない、まったく別のものである。
 駿河小島藩主、松平昌信(一七二八〜七一)に与えられた法語である。小島藩は石高一万石、最低限の大名で、城郭ももたない小さな藩であった。そのため、参勤交代や諸役の負担は大きく、藩政はつねに逼迫していた。この小藩の藩主に対する仁政指南の書であるが、白隠の語りは、君主を補佐する者に向けられているようで、まつりごとの根本精神を説いたものである。
訳注 芳澤勝弘 四六判 350頁 2000.7.31 発行
ISBN978-4-88182-138-1 C0015



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【もくじ】
夜船閑話 (意訳)

書肆小川からの刊行願い/松蔭寺における雲水の苦行/禅師、内観の秘訣を語る/参禅と内観をあわせ勧める/弟子たちが、内観の法の執筆を願う/夜船閑話/禅病になった若き白隠/白幽仙人の存在を知る/京都白川へ/白川山中で白幽仙人にあう/地に因って倒れれば、地に因って起つ/仙人、秘要を語る/陰陽の二原理/呼と吸/過度の観想が肺をいためる/養生は国を守るがごとし/下に心をくばれば国は富む/心気を下に充たせ/真人は踵で息をする/気が下に充ちれば一陽来復/十二の経脈/地雷復/地天泰/山地剥/呉契初と石台先生/五無漏の法/わが内部に還丹を錬る/李士材の説/既済/未済/君火と相火/多観は正観にあらず/『摩訶止観』で説く内観/繋縁止・体真止/心気を肚に充たす/導引の法/蘇東坡の数息観と内観/心気を養うには沈黙せよ/軟酥の法/若き白幽子も軟酥の法を精修/白川を辞す/内観の法で病が癒える/夜船閑話 巻の下 (意訳)/仁政のすすめ/狂施と信施/小島藩の五虎老将/神君家康公にならうべし/賢臣に政治をまかせよ/追従軽簿の佞臣を退けよ/邪臣佞臣の手口/酒宴の乱痴気騒ぎ/君主を鷹狩りに誘う邪臣/無益の殺生は地獄堕ち/殺生は前生の宿福をも削る/苦諫してこそ忠臣/役に立たぬ臆病なうつけ武士/鷹狩りは農作業を妨げるだけ/甲州武田家繁栄の因由/頼朝の側近にいた邪臣の策/邪臣、頼朝に鷹狩りを勧める/邪臣を遠ざけよ/暗主は佞臣を寵愛し国を滅ぼす/庸君は臣下の賢愚を見分けぬ/老臣のつとめ/側室を減らし浮費をおさえよ/美婦人は命を削る斧/国事を託す後継のないことが後無き不孝/良策をもって七年分の食糧を貯えよ/隻手に参じて見性せよ/至善とは何か/根本無明の魔軍の攻め/反撃する心王軍/魔軍要塞のありさま/心王軍の総攻撃、大疑の爆発/大死一番、絶後に蘇る/悟後の修行の大事/平等性智/第二重の荊棘叢/妙観察智/成所作智
夜船閑話 (本文・注)
夜船閑話 卷之下 (本文・注)
解説
夜船閑話・解説
夜船閑話 巻之下・解説

資料

夜船閑話 (原本影印)
夜船閑話 卷之下 (原本影印)