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自己を見つめる-ほんとうの自分とは何か-

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JIKO_nyumon
2,090 円(税込)
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1982年に出版されて以来、多くの方に読み続けられている名著です。無文老師により数々の不変の真理が語られており、だからこそ時代を超えても読み続けられているのでしょう。「殺伐とした現代社会においても確固たる考えを持ち、しっかりと自己を見つめ生きよ。」という無文老師からのメッセージを受けとっていただきたいです。
山田無文著
B6判 330頁 1982.1 発行
ISBN978-4-88182-012-4 C0095




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【本文より抜粋】
甘いものを食べすぎると虫歯になるように、甘い教育を受けて育った人間は、精神的に虫ばまれてしまいます。禅宗で茶礼といってにがいお茶をいただくのも、厳しい修行に耐えるためです。あのお茶の苦さによって睡気をさまし、精神を養って、禅僧は厳しい修行を積んでいくのです。慈明和尚は腿に針を刺して坐禅をされました。白隠禅師も生命がけで修行なさいました。むかしの祖師方は自我を殺し、悟りを開くために、みな難行苦行をしてこられたのであります。「刻苦光明必ず盛大なり」――このことばを思って、甘い教育を受けんよう、ぜいたくな享楽を求めんよう、安易な安楽を願わんよう、厳しく自己を律していただきたいと思います。苦しんで求め、苦しんで学び、苦しんで行じてこそ、立派な人間性が自覚されるのであります。

【もくじ】
禅を求める若者たち/絶対の真理はどこにあるのか/坐禅のすすめ/身体と呼吸と心を調える/世界は私の家だ/お釈迦さまのお悟り/何のために生きるのか/私の歩んだ道/菩薩の道/大乗仏教と小乗仏教/人間に生まるること難し/生命のありがたさ/仏はどこにいるか/衆生本来仏なり/鏡のような心/盤珪禅師のおしえ/念仏と禅/親鸞聖人のおしえ/ほんとうの自分/一無位の真人/日本文化の父/聖徳太子のこと/我は人々のために/今日の中国に学ぶ/日本のこころ/神道と仏教/私はだれか/父母未生以前の面目/菩提心をおこそう/上求菩提下化衆生/なりきる/途中に在って家舎を離れず/試練に耐える/刻苦光明必ず盛大なり/あとがき