弊社の修復方法をご紹介いたします。保存の用途によって選んでください。
古来よりの繕い方法を応用した方法で、段差もなく、和紙の持っている材質感を損なうことなく厚みも出ません。紙漉きと同じ方法で修復しています。繊維のみに、草木染料で同色に染め定着させたものを虫損部分および欠損部分に注入し部分的に埋め込む方法です。
繊維を接着する液は、自然のセルローズで水も中性にして使用しております。紙質は、和紙の材料である雁皮、楮、三椏を材質に合わせて使用します。
後世の再修復の場合は、注入した部分は水ではがれます。
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顕微鏡写真表 |
裏 |
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一般的に用いられる方法です。
紙の厚みを出したくない場合や、和紙の持っているしなやかで柔らかい質感を求める場合とか、又厚みが増すため、もともと入っていた箱に収納したい場合は、問題があります。ただし、極薄い典具帖という和紙で裏打ちするとあまり厚みも出ません。
虫損の大きさより若干大きく紙の繊維を出してちぎり虫穴の上から貼る方法です。
虫損箇所が少ない場合は良いのですが、同じページの同じ箇所に虫損が多くある場合はその部分だけ厚くなり部分的に段差が出て凹凸がでる場合があります。
虫損部分を型どって、虫穴にきっちりと段差が出ないように、はめ込む方法で、最高の技術として残っております。この方法は非常に時間もかかり、価格も高価になります。


袋綴や片面に書かれたものは裏面より虫損、欠損部分にのみ注入し埋め込みます。


粘葉や両面に書かれたものの高度な修復は紙を真中より半分に割って注入します。


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両面に書かれたものでも簡単な方法として、どちらか一方から注入しても注入した面に多少紙の繊維が乗りますがほとんどわかりません。文字の面から漉き嵌めします。 |