臨黄合議所
天台宗開宗
  1200年大法要
 
 
 
 
日中臨黄友好協会
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
天台宗開宗1200年慶讚 臨黄合議所大法要と東福寺参拝

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はじめに
 天台宗・比叡山延暦寺様では、平成18年に開宗1200年の嘉辰を迎え られます。これを記念して、平成17年10月の1ヶ月間を開宗1200年慶讃大法要期間として、比叡山にご縁のある仏教教団の法要が続きました。
 その中で、臨済宗黄檗宗による法要は、去る平成17年10月13日、秋晴れの素晴らしい天候にも恵まれ、比叡山延暦寺根本中堂において厳粛に執り行われました。
 今回の法要は、天台宗開宗1200年の慶事を祝うと共に、栄西禅師をはじめ禅宗の祖師方への報恩に報いるという意義もあり、関係者約80名と一般参加者約100名による参拝団となりました。
 臨済宗と天台宗とは関わりが深く、比叡山で修行された建仁寺開山の栄西禅師を筆頭に、東福寺開山の聖一国師(しょういちこくし)、南禅寺開山の大明国師(だいみょうこくし)、天龍寺開山の夢窓国師(むそうこくし)、大徳寺開山の大灯国師(だいとうこくし)なども天台の教学を学ばれ、僧としての第一歩を踏み出され たのです。  
 仏教諸宗の説くところは様々ですが、その目的とするところは同じであり、今回の慶讃法要も各宗、各教団の更なる発展と、人々の心の平安に資することを念願するものでありました。
法要次第

 法要は下記の次第によって執り行われました。

1,本尊・薬師如来諷経
  三拝式・般若心経・本尊略回向
2,伝教大師諷経
  三拝式・香語・大悲呪・祖師忌回向
3,臨黄各派開山諷経
  三拝式・大悲呪・祖師忌回向
4,参拝者先祖総供養
  大悲呪・亡者忌略回向
5,挨拶
  天台宗総本山 西郊良光(天台宗宗務総長)
  臨黄合議所 青木謙整(臨黄合議所理事長・東福寺派宗務総長)

  大本山東福寺の福島慶道管長猊下が大導師を務められ、臨済宗黄檗宗各派本山からの出頭人数は全43名でした。東福寺 派のご詠歌衆34名が根本中堂中庭にて奉詠する中、大導師 、出頭尊宿が入堂されました。
 約1時間に渡る法要は、根本中堂内の不滅の法灯を前に、厳粛な雰囲気の中で執り行われました。
 法要後に、天台宗宗務総長の西郊良光師と、臨黄合議所理事長・東福寺派宗務総長の青木謙整師による挨拶があり、それぞれ、開宗1200年法要が無事執り行われた事への喜びのお言葉、また、 双方が更なる発展を遂げる事を祈願されました。
 その後、参列者を2班に分け、根本中堂前での記念撮影を行ない、心に残る法要の記念となりました。
 皆様のご協力のお蔭で、無事法要が円成しました事をここに改めて感謝致します。

東福寺 福島慶道管長猊下 記念香語

  
  天台宗開宗1200年慶讃大法要香語

比叡山頭不滅燈 (比叡山頭、不滅の燈)
壹千二百挙宗乗 (壹千二百、宗乗を挙す)
祖翁可讃大功跡 (祖翁、讃ず可し、大巧の跡)
伝得真教萬古弘 (伝え得たり真教、萬古に弘む)
 

東福寺参拝
  比叡山延暦寺での法要を終え、延暦寺国宝館にて数々の宝物を拝観した後、一般参加者は比叡山を降り、大本山東福寺参拝へと向かいました。
 大慧殿にて東福寺派宗務総長、青木謙整師の法話を拝聴した後、東福寺山内の、方丈・庫裡・方丈庭園・天井に堂本印象筆の龍図のある仏殿・東司・開山堂など、いづれも文化財指定を受けている伽藍をご案内いただき、了わって無事解散となりました。
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