本サイトを運営している母体、臨済宗黄檗宗連合各派合議所(通称、臨黄合議所)の概要。

臨黄合議所

機関

 臨済宗黄檗宗連合各派合議所(通称、臨黄合議所[りんのうごうぎしょ])は、臨済宗十四派と黄檗宗の各本山、及び禅文化研究所が抱える諸問題を提起し、共同の立場で審議・検討・対応する合議、及び親睦の機関です。
 昭和初期に設立されて以来、「宗教団体法による統合問題」「戦時中の協力問題」「戦後復興の諸問題」など、宗門内の結束と対応の協議機関として、活動してまいりました。 臨黄合議所は各本山の部長以上、及び禅文化研究所の代表で構成され、また、臨済宗各派管長ならびに黄檗宗管長を顧問に推戴している、宗門の公的機関です。
 理事長は京都各本山(妙心寺・大徳寺・相国寺・南禅寺・建仁寺・東福寺・黄檗宗・天龍寺)宗務総長の持ち回りとし、合議所本部は理事長の会所に置かれます。また、副理事長は京都以外の本山(仏通寺・永源寺・方広寺・国泰寺・円覚寺・建長寺・向嶽寺)の宗務総長(宗務総理)の持ち回りとしています。それぞれ任期は2年です。
 事務局は、公益財団法人 禅文化研究所に置かれています。

会議

  • 理事会 年3回開催。
  • 総会(隔年で移動理事会)年1回開催。
  • 教学部長会 年1〜2回開催。

事業

  • 『臨黄会報』 年2回発行。
  • 平成8年1月15日 阪神淡路大震災合同法要。
  • 平成8年10月28日 天台大師1400年大遠忌臨黄慶讚法要。
  • 平成9年5月21日 径山萬寿寺落慶法要。
  • 『臨済宗黄檗宗寺院名鑑』 10年に一度発行。
  • 日中臨黄友好交流協会
  • 臨黄寺院ネットワーク運営委員会……臨済宗黄檗宗に所属する各寺院が、容易に情報の受信・発信が可能となるネットワーク基盤を整備し、寺院間の情報交流と相互参究の場を提供することを目的とする。 
  • 平成26年6月〜30年2月 臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱。

臨済宗黄檗宗連合各派合議所規定

第一章 総則
第1条 臨済宗黄檗宗連合各派合議所(略称:臨黄合議所、以下「合議所」という)は、臨済宗・黄檗宗の各本山、及び禅文化研究所が抱える諸問題を提起し、共同の立場で審議・検討・対応する合議、及び親睦の機関である。
第2条 合議所は各本山の部長以上、及び禅文化研究所の代表で構成する。
第3条 合議所は臨済宗各派管長ならびに黄檗宗管長を顧問に推戴する。
第4条 合議所には総会・理事会・各部長会及び事務局を置く。
第5条 合議所には次の役員を置く。
(ア)理事長    1名
(イ)副理事長   1名
(ウ)理事     若干名
(エ)事務局長   1名
(オ)監事     2名
第6条 理事は各本山の宗務総長、及び禅文化研究所の代表者とする。
第7条 理事の任期は当然職の終了をもって終わる。
第8条 理事長は京都各本山宗務総長の持ち回りとし、合議所本部は理事長の会所に置く。
副理事長は京都以外の宗務総長の持ち回りとする。なお持ち回りの順序は以下の通りとする。
理事長(妙心寺・大徳寺・相国寺・南禅寺・建仁寺・東福寺・黄檗宗・天龍寺)
副理事長(仏通寺・永源寺・方広寺・国泰寺・円覚寺・建長寺・向嶽寺)
第9条 理事長と副理事長及び監事の任期は2年とする。
第10条 事務局長は禅文化研究所の事務局長がその任にあたる。
第11条 監事は前任の理事長及び副理事長がその任にあたる。
第12条 合議所は理事会の承認を得て、細則を定め事業を実施することができる。
第二章 会議
第13条 理事会は理事長の招集により、事務局から提出された議案を審議・決定する。
第14条 理事会は年2回以上開催する。
第15条 総会は部長以上の出席で年1回開催し、理事会で審議・決定された諸案件の報告・承認を行う。ただし緊急を要する場合、または案件によっては理事会が総会にかわることができる。
第16条 各部長会については別に細目を定めるものとする。
第三章 事務局
第17条 合議所には事務局を置き、合議所の事務(予算案・事業計画案、決算・事業報告、諸議案・議事録作成、関係機関への連絡など合議所の窓口業務一切)を担当する。
第18条 事務局は財団法人禅文化研究所に置く。
第19条 事務局には事務局長を置き事務処理を統括する。
第四章 会計
第20条 合議所の運営に係わる費用は、各本山・禅文化研究所の負担金、及び寄附金等にて支弁する。
第21条 負担金は別に定めるものとする。
第22条 会計事務は事務局が担当し、監事による会計監査の後、理事会にて審議し総会にて承認する。
第23条 会計年度は、4月1日から翌年3月31日までとする。
第五章 附則
第24条 本規定の変更は理事会にて審議し、総会にて承認し変更できる。
第25条 本規定は、平成5年4月1日より施行する。
第26条 本規定制定時の理事を以下の通りとする。
妙心寺派宗務総長
黄檗宗宗務総長
南禅寺派宗務総長
建長寺派宗務総長
東福寺派宗務総長
円覚寺派宗務総長
大徳寺派宗務総長
方広寺派宗務総長
永源寺派宗務総長
天龍寺派宗務総長
相国寺派宗務総長
建仁寺派宗務総長
向嶽寺派宗務総長
仏通寺派宗務総長
国泰寺派宗務総長
禅文化研究所事務局長

(平成5年3月5日制定)
(平成5年4月1日施行)
(平成13年4月13日改正)
細則 事業
日中臨黄友好交流協会
日中臨黄友好交流協会(以下「本会」という)は、中国仏教界と友好関係を結び、積極的な友好交流を推進することを目的とする国内の連絡協議会である。
  1. 本会は、日中臨黄友好交流協会規約により運営する。
  2. 本会の事務所を京都市中京区西ノ京壷ノ内町8−1花園大学内 禅文化研究所 臨黄合議所事務局に置く。
  3. 本会は、当該事業年度終了後に事業報告及び決算報告を臨黄合議所に提出し承認を得る。
臨黄寺院ネット
臨黄寺院ネット(以下「本ネット」という)は、臨済宗黄檗宗に所属する各寺院が、容易に情報の受信・発信が可能となるネットワーク基盤を整備し、寺院間の情報交流と相互参究の場を提供することを目的とする。
  1. 本ネットは、臨済宗黄檗宗連合各派合議所(臨黄合議所)が任命した、臨黄寺院ネットワーク運営委員会が運営する。
  2. 本ネットの事務所を京都市中京区西ノ京壷ノ内町8−1花園大学内 禅文化研究所 臨黄合議所事務局に置く。
  3. 本ネット運営にあたっては、別に臨黄寺院ネットワーク運営委員会規定、並びに臨黄寺院ネット利用規約を定める。
  4. 本ネットの運営委員会は、当該事業年度終了後に事業報告及び決算報告を臨黄合議所に提出し承認を得る。
(平成5年3月5日制定)
(平成5年4月1日施行)
(平成13年4月13日改正)

現役員

理事長 荒木 將旭 黄檗宗宗務総長
副理事長 神田 敬州 佛通寺派宗務総長
監事 稲葉 隆道 東福寺派宗務総長
監事 伊神 玄孝 向嶽寺派宗務総長
事務局長 中川 弘道 禅文化研究所事務局長
令和4年4月現在